競馬、ゲーム、管弦楽、私の趣味の中で薄いカバー、好きだけど僕より詳しい人が周りにめちゃくちゃいっぱいいるレベルの趣味。もう一つの趣味は読書だが、小説以外で僕より多くの本を読んでいる人はいるけど、数が非常に少ない。
管弦楽>ゲーム>競馬と最も薄い趣味だけに
https://ichizoku.net/hobby/20091001/traditional-hobby/
に既に書いてあるように、
競馬だけは意味なくブランド指向。日本の競馬は中央競馬以外は見ない。
正しくは「意味なく」じゃない、詳しくないからブランド指向に走っているだけだ。そんな詳しくない私から競馬を見ると、世界の有名なレース、ドバイワールドカップやアメリカのブリーダーズカップなどが挙げられるがダートなんです。これもまた不合理な差別意識だが、日本の中央競馬的観点では、ダートや障害をさげすむ傾向にある。そういう偏見で判断すると…海外レース最高峰は…、凱旋門賞。その開催地がパリのロンシャン競馬場である。
10年程前、未遂に終わったが、パリ旅行に誘われた時、私が真っ先に言ったのが「ロンシャン競馬場見たい」だ。だから今回も優先順位最高。
5月13日開催
フランス1000ギニー、Poule d’Essai des Pouliches(牝馬限定) 500,000EUR 9頭
フランス2000ギニー、Poule d’Essai des Poulains 600,000EUR 8頭
だがネーミングライツを売っているのか、Emilates Cupのようなレース名がフランスギャロップではひっかかる。
場所は円形のパリ市の西南端、凱旋門の先、ブローニュの森の中にある。バスが出ているので森を歩く必要がないが、母曰く、「昔は夜になると売春婦が立っているような場所だ」ということだったが、日曜日の昼間なのに、意味無く立っている派手な女性がバスから数人見えたので、今でもそういう所なのであろう。しかし、あんな森の中で客を取るとはどうするつもりなんだろう?車で移動することが前提なのかな? シンガポールのチャンギビレッジの駐車場に立ってるLBと同じ?
入場料は民席が…忘れたが当日券で、10ユーロ弱くらい、エグゼクティブ席が29ユーロである。行ける場所に制限があるのが嫌だったのでエグゼクティブにしたが、結果的にその必要はなかった。ただし、凱旋門賞は、事前予約やエグゼクティブの必要があるだろう。
重賞級のレースにもかかわらず、まったく混んでいない。高い女性・子供率。鼻が赤くてろれつが回っていない臭いおじさんは見かけられない。民席においてもである。
シンガポール人と永住権保持者は、マリーナベイサンズ、シンガポールのカジノの入場料100SGDが必要(外国人観光客は無料)だが、それは「国民の射幸心を煽らないようにするため」「ギャンブル依存症を防ぐため」とか色々説はあるが、そうならばプールズやTotoを全土に渡って購入できるようにしていることと矛盾する。その本質は、日本から来た観光客が「シンガポールは綺麗な所だった」と言って帰っていくだろう。「何を見てるんだ?」と私は疑問に思うのだが、観光客は、MBSとセントーサとオーチャードとラッフルズプレイスしか見ていないのだ。もし仮にカジノの入場料が無料だったら、※プールズやTotoの売り場の前に行列をなしているシンガポールの貧困層がカジノに押し寄せることになる。彼らを見たら、日本人観光客のシンガポールの印象も変わってしまう。経済発展の裏にある格差の存在、それを観光客に見せないための入場料100SGDという意味もあることを忘れてはならない。
※プールズ(場外馬券場のことであり、泳ぐところではない)
MBSやセントーサと同じく、ロンシャンはちょっと不便で端にあり、日本の競馬に比べると若干高い入場料(3倍程度)。ただ、貧困層をはじいている最大の要因は、ミニマムベットの高さである。ミニマム10ユーロw だから日本の15倍? 4点BOX買えば100ユーロ。
ちなみに私はメインの移動手段が地下鉄。地下鉄は貧乏人の乗り物なので、貧困層はパリに多くいることはすでに分かっている。しかし、アル中でギャンブル中毒の貧困層がなぜロンシャンになだれ込まないのだろうか? 今現在できる推測だと高額ミニマムベットなのだが、もっと複合的な理由があるだろう。(例えば、もっと格安ギャンブルが代替品として街中にあふれているなど)
まとめ
凱旋門賞級(フランス1000ギニーもそこそこ有名ではあるはずなのだが)でない限り当日券民席で十分。
エクゼクティブの2階席は見やすいが臨場感に欠ける、ただ外なのでタバコが吸える。
直線1000メートルは期待するな。ぐぐればわかるが、ゴール位置が違うので終始、遠くで走ってるって感じ。直線1000メートルなら新潟に行け。ただ、新潟は新潟で1000m先が遠すぎてゴール近くから見えず、結局いつもの直線コースに入ってからくらいからしか認識できない。その意味ではロンシャンの直線1000mはレース全体を通しで見ることができるので、あの遠さは良いのかもしれない。
芝は深め、触れます。確認して弾力を楽しみましょう。